最終更新日:2019年9月19日

「この仕事、3日後までにやっといてねー!」
「これ前やったのと同じだからできるでしょ?」
こんな感じで突如として仕事を丸投げしてくる上司、あなたのまわりにはいないでしょうか?
「こっちは別の仕事やってんだよ!!」と思いながらも、仕方なく引き受けてしまう。
そして定時頃に「やっぱり引き受けるんじゃなかったー」と思っても時既に遅し。残業、残業、ざんぎょう・・・。
このような出来事に覚えがあるあなたは、既にりっぱな仕事丸投げ上司の犠牲者です。
Contents
仕事丸投げの上司の弊害とは?
さて、この仕事の丸投げ。実際に丸投げされてしまうと、どのような弊害があるのでしょうか。
- 自分の仕事が途中でストップしてしまう
- 丸投げされた仕事の責任を押し付けられてしまう
- 丸投げしてきたくせに暇そうな上司を見ているとストレスがたまってくる
このようなところではないでしょうか。見ているだけでイライラしてきますね。
また、私のまわりにはそんな人はいないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、仕事の丸投げをしてくる上司は一定数おり、いつあなたもそんな上司の下につくことになるか分かりません。
そもそも、なぜ上司は仕事を丸投げしてくるのでしょうか?
そしてそのような上司に当たってしまったとき、どのような対処をすれば良いのでしょうか。
この記事では、仕事丸投げ上司の心理、そして仕事丸投げ上司への対処法を紹介します。
いま仕事丸投げ上司の被害にあっている方は、この記事の内容を早速明日から実戦してみることをオススメします。
幸いにもまだ仕事丸投げ上司の被害にあっていない方も、いつ出会うか分からないので、この記事で対策の予習をしておいてください。
なぜ上司は仕事を丸投げしてくるのか?

仕事丸投げ上司は、こちらの都合など考えないかのように仕事を丸投げしてきます。
では、そんな仕事丸投げ上司は、いったいなぜあなたに仕事を丸投げしてくるのでしょうか???
以下が、私が考える理由となります。
- 単純明快。そのほうが楽だから
- 上司もテンパっているから
- それで上手くいっているから(あなたの能力が高いから)
- 自分もそうやって育ってきたから
では一つずつ見ていきましょう。
単純明快。そのほうが楽だから
誰だってめんどくさい仕事はしたくないものです。
書類の作成だったり、メールの送付だったり、こんな面倒なことするよりももっと他にやっておきたいことがあるものです。
(どうせやるなら、出世につながったり、お金になったりする仕事がいいですよね)
そのように考えていると、視線の先にいるあなたの姿が目に入ります。
「うーん。ちょっと申し訳ないけど、まあ簡単な仕事だし、あなたに頼んじゃおう!」
このような思考により、めんどくさい仕事があなたのもとへ降りてくるのです。
上司もテンパっているから
これはどちらかと言えば、きちんと仕事をやっている上司に当てはまります。
上司自身が仕事が忙しすぎて、細かい作業や新しく舞い込んできた仕事をやっている暇がないので、あなたに丸投げするパターンです。
いくら仕事が良くできる上司でも、もちろん人の子。
あまりに忙しすぎると、どうしても他人にかまっている暇がなくなってしまいます。
このようなタイプの上司は、あなたに仕事を丸投げしていることを悪いと思っていますし、代わりに仕事をやってもらって感謝もしているはずです。
ここで丸投げされた仕事をきちんとこなすことができれば、あなたの評価にも繋がるでしょう。
それで上手くいっているから(あなたの能力が高いから)
上司だって、頼んで出来そうもない人に仕事を丸投げしたりはしません。
丸投げした仕事が上手くいかなった場合、下手したら上司自身が責任を取ることになったり、余分な対応が必要になる可能性があります。
もちろん上司側もそれは避けたいですよね。
あなたに仕事を丸投げしてくるのは、丸投げしても上手くいくと思っているからです。そして実際今までも上手くいっているのでしょう。
ある意味ではあなたの能力が高いために、丸投げされてしまっているのです。
自分もそうやって育ってきたから
仕事丸投げ上司は、もともと仕事丸投げ上司だったわけではないと思います。
上司自身がいまの立場になるまでにはもちろん平社員を経験してきており、平社員時代には仕事を丸投げされてきたのでしょう。
そして、その時の経験から、無意識に上司は部下に仕事を丸投げしても良いと思ってしまっているのかもしれません。
(そのような上司ほど、自分は部下のマネジメントが出来ていて、的確に仕事を振り分けていると思っているのでやっかいです)
ある意味では、上司自身も仕事丸投げ上司の被害者なのです。
仕事丸投げ上司への対処法

では、実際にこのような仕事丸投げ上司へはどのように対処すればよいのでしょうか。
- 上司マネジメントを行う
- 丸投げされた仕事について質問する
- 丸投げされて困っていると直接上司に伝える
- まわりを巻き込む
以下、詳細に見ていきましょう。
上司マネジメントを行う
仕事丸投げ上司に、自らの改善(仕事丸投げをしなくなる)を期待するのはもうやめましょう。
いくら期待して待っていても、仕事丸投げ上司は仕事丸投げ上司のままです。
むしろ「あなたが上司をマネジメント」してしまいましょう。
上司をマネジメントするってどういうこと?と思われるかもしれません。
これは一言でいえば、「あなたが上司を動かす」ということです。
「このように言えば、上司は機嫌よく動いてくれる」
「こういう言い方をすると、上司の機嫌は悪くなる」
なんで上司のためにこちらが頭を使わなければならないんだと思われるかもしれません。
しかし、先ほども言いましたが、仕事丸投げ上司は自ら改善されることはまず無いと言っていいでしょう。
そうである以上、あなたが働きやすい環境は、あなた自身で作るしかないのです。
そしてその第一歩が「上司マネジメント」なのです。
丸投げされた仕事について質問する
仕事を丸投げされたら、その仕事について少しでも質問するようにしましょう。
これには、丸投げしてきた相手に少しでもその仕事を自分事化してもらうというねらいがあります。
いくら丸投げしてしまった仕事でも、自分で少しでも口を出してしまった場合、そのことが原因で仕事がうまくいかなかったら嫌なものです。
また、質問した際に「忙しい」や「君に任せているから」というようなことを言って、質問に答えてもらえない場合があります。
その場合は、一方的にでもいいので、メールで質問するようにしておきましょう。(特に、別の同僚やその上司のさらに上の上司をCCに入れておくと効果的です。)
丸投げされて困っていると直接上司に伝える
仕事を丸投げしてくる相手は、そもそも仕事を丸投げしているという意識がない場合や、仕事の丸投げを悪いと思っていない場合があります。
このような相手には、直接「あなたに仕事を丸投げされて困っています」と伝えてみるのもアリかと思います。
もちろん、相手は上司なので言いにくいということもあるでしょうが、あなたが行動しなければ事態はなにも変わりません。
また、このような意思を伝える場合は、なるべく論理的に・冷静に伝えるようにしましょう。
「この仕事を丸投げされていることで、自分の仕事にしわ寄せがきており、残業時間が増えてしまっている」
「仕事を丸投げせざるを得ないほど人が足りていないのであれば、仕事の効率化や増員を検討してみてはどうか?」
このように、冷静かつ客観的に意見を出して、上司と話し合ってみるのも良いでしょう。
まわりを巻き込む
仕事丸投げ上司に一人で戦いを挑むのはやめましょう。
なぜなら、相手のほうが立場が上であり、なんやかんやと上手くまるめこまれてしまったり、悪くするとあなたの人事評価に影響する可能性があるからです。
勇者が魔王に挑むように、まずは仲間を探してみるのが良いと思います。
いま仕事を丸投げされているのはあなたですが、そういう上司は大概過去に別の人に仕事を丸投げしていたり、今現在もあなた以外の方にも同時に仕事を丸投げしている可能性が高いです。
このような仲間を見つけ、複数人で仕事丸投げ上司に意見してみると案外聞き入れられるかもしれません。
また、それでも厳しい場合は、上司の上司に相談してみるのも一つの手です。
上司も所詮は誰かの部下。上から話があれば、聞き入れないわけにはいきません。
このように、自分以外のだれかを巻き込んで、仕事丸投げ上司の対抗するようにしましょう。
まとめ
この記事では、仕事丸投げ上司の心理、そして仕事丸投げ上司への対処法を紹介してきました。
以下がそのまとめとなります。
なぜ上司は仕事を丸投げしてくるのか?
- 単純明快。そのほうが楽だから
- 上司もテンパっているから
- それで上手くいっているから(あなたの能力が高いから)
- 自分もそうやって育ってきたから
仕事丸投げ上司への対処法
- 上司マネジメントを行う
- 丸投げされた仕事について質問する
- 丸投げされて困っていると直接上司に伝える
- まわりを巻き込む
もちろんこの記事で紹介した方法を使えば、100%仕事を丸投げされなくなるというわけではありません。
しかし、何もしなければ今のままです。
この記事を取っ掛かりにして、まずはいまの現状を変えてみようど動いてみることが大切です。
この記事が誰かの役にたったなら幸いです。